4月24日(金)

当初夏に予定していた第3期工事が、第2期に続いて始まることになりました。これから工事が始まる場所は、擁壁が低いにも関わらず崖が急斜面になっていた所です。将来予想される大地震にも耐えうる擁壁を作るため、まず崖を掘削して基礎となるコンクリートを打ちました。
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4月27日(月)

週が明け、崖の掘削は全体の中央付近に差し掛かりました。ここから崖の傾斜がきつくなるので掘削する量も増えます。配水管に注意しながら、土を掻き出す作業が続きます。
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石段の土壌はほとんど粘土質でしたが、西側の崖を掘り進めるとさらさらとした砂の層が出てきました。
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4月28日(火)

西側の端に立つ電柱を移設して掘削を進めます。昔は簡単な垣根があるゆるやかな崖だったようですが、車社会になり道路を広げたためにしっかりとした擁壁が必要になってきました。
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掘削と並行して鉄筋を立てる作業が進みます。正面と同様、16mmの鉄筋を使ったL型擁壁になります。
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4月30日(木)

5月6日の初渡式に向けての準備も進めています。山門横に足場を組み、散華や餅投げをする予定です。近くには立派な松がありましたが、今後の行事も考えて伐採することにしました。

庫裏の目隠しにもなっていましたが、松がなくなったことで広がりのある境内になりました。
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5月7日(木)

連休最終日の初渡式も無事に終わり、今日から作業が再開します。崖の掘削と基礎のコンクリート打ち、鉄筋を立てる作業が進みます。
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第2期工事で作った擁壁との接合部分に、鉄筋と内側のコンパネが立てられました。この擁壁は丸みを帯びているので接合作業が難しそうです。
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5月8日(金)

石段横には、職人さんにたくさんの苔を丁寧に張っていただきました。根づくまで水やりを絶やさないよう心がけていると、数日後から苔が周辺に飛び散るようになりました。
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午前に張り直した苔が午後になると荒らされたように状態になります。よく観察をしていると、カラスが苔を引き剥がしてることが分かりました。どうやら苔の下にいる虫たちを啄んでいるようです。

苔が根づくまで少し時間がかかりそうです。どのような対応策を取れば良いか職人さんたちが思案しています。
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5月11日(月)

コンパネは鉄筋を挟むようにして立てられます。お互いにしっかりと固定されるよう締結用の金具を取り付け、続いて道路側のパネルを立てます。
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5月13日(水)

境内地の端は崖が絶壁になっており、この部分だけは高めの擁壁が打ってありました。今回の工事に合わせて、既存の擁壁を壊しその後土をより深く掘りました。
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掘削後、転圧機をかけて地面を均し、枠板を設置します。今日で擁壁の基礎となるコンクリートをすべて打つことができました。
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5月14日(木)

擁壁の基礎が西端まで進みました。スペーサーと呼ばれるサイコロ型のコンクリートの上に鉄筋を組立てます。
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端の部分にコンクリートを打つと擁壁の基礎がすべての完成することになります。
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5月15日(金)

崖の西端近く絶壁の場所ではより高い擁壁の方が安心です。そこで、道路に合わせて一定の高さを確保してきた擁壁を途中からすり上げることになりました。
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決められた高さになるよう鉄筋の両端に赤い糸を張り、新たな鉄筋を縛りつけていきます。
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枠板の高さから、すり上げて鉄筋を組み立てました。枠板も鉄筋に合わせて作ることになります。
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5月16日(土)

降り続いた雨も午前中には上がり、無事に西側の擁壁のコンクリートを半分打つことができました。
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頭を悩ましていたカラス対策でしたが、普段可燃ゴミにはネットを使っていることを思い出しました。そこで、コケが根づくまでの対応策として、ネットを鎹で固定してみました。これでしばらく静観してみようと思います。
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5月18日(月)

崖側の枠板を外した後、土を戻して転圧機をかけます。擁壁には椰子の繊維でできたシートを貼ってあります。水を良く通し、土砂の流れを防止するので、懸念していた集中豪雨にも対応できそうです。
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5月19日(火)

道路側の枠板が外れ、西側の擁壁がその姿を現しました。正面同様、二本のスリットが入った素晴らしい意匠です。擁壁の高さも絶妙な仕上がりになっていました。
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道路よりも掘り下げてから擁壁を作ったので、その分だけ土を戻しました。この場所は車の往来が考えられるので、砕石を敷いた後に洗い出しで仕上げます。
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新しい擁壁の端は既存のブロック塀と接続します。接続部に強度と耐久性をもたすために、鉄筋にアンカーを取りつけてしっかりと締結させました。
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5月20日(水)

鉄筋の固定には結束線を使います。鉄筋に結束線をかけて、ハッカーと呼ばれる道具を使って手早く固定していきます。固定する場所はとても多いので本当に根気の要る作業になります。


コンクリートを打つ前に、擁壁から排水溝へ雨水を流す水抜きも確保しておきます。
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崖側の枠板が完成したところで、コンクリートを打つ高さを改めて控えておきます。
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5月21日(木)

擁壁の枠板作りと平行して、掘削した土を埋め戻します。擁壁の西端が最も高く、正面に向かって徐々に低くなります。内側には排水溝を設置するので、勾配も考えて埋め戻します。
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5月22日(金)

枠板には面木
(めんぎ)と呼ばれる細い木を取りつけています。面木をつけてからコンクリートを打つと、擁壁にスリットが入ります。取り付け位置によってスリットの仕上がりが決まるので、高さが変わる場所は少し注意が必要になります。
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埋め戻し作業はとても大変です。土を約20cm分埋め戻し、その度に転圧機で土を均します。根気と体力が求められる地道な作業ですが、丁寧な仕事のお陰で大地震にも耐えうるしっかりとした地盤が出来上がります。
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内側に木片を取り付けた枠板が完成し、崖側の枠板としっかり締結しました。いよいよ明日、最後となる擁壁のコンクリートを打ちます。
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5月23日(土)

擁壁のコンクリートを打つのもこれで最後となります。コンクリートミキサー車1台では足らないので、2台目が来てしっかりと打って頂きました。
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5月25日(月)

コンクリートを打ってから1日が経ち、内側の枠板を外しました。崖の西端は絶壁なので、土を埋め戻した後はより丁寧に転圧機をかけて、しっかりとした地盤を作ります。
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土を埋め戻しながら排水路を作ります。擁壁の際に基礎となるコンクリートを打ち、その上にU字溝を設置します。
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5月26日(火)

さらに1日が経ち、道路側の枠板を外しました。2本のスリットが擁壁の高さに上手く合いました。
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曲線の美しい擁壁の上には、柔らかいデザインをした笠を検討しています。正確に測量することによって、擁壁と笠のズレを最小限に抑えます。
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5月28日(木)

擁壁の内側に基礎となるコンクリートを打ち、その上に排水路用のU字溝を設置します。擁壁とU字溝の間、U字溝間には隙間ができるので、後日目地を埋める作業があります。
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擁壁と道路の隙間にも土を入れます。土の上にはコンクリートを打ち、洗い出しをして仕上げる予定です。
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5月30日(土)

擁壁には支柱つきの笠が乗ります。出来上がった擁壁を測量して支柱の位置を決めていきます。
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引き続き土の埋め戻し作業が続きます。勾配が急な崖と排水路との間の難しい場所にさしかかっています。
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6月1日(月)

擁壁をつくる前の準備として崖を掘削していくと、粘土質と砂の層が見事に分かれていました。これら掘削した土や砂は、擁壁を作った後に埋め戻しをするため駐車場に一時取り置きしてありました。
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土の埋め戻し作業が進み、急斜面の場所にやってきました。この場所は土壌の強度を考えて、砂ではなく粘土質の層を選んで使いました。斜面には転圧機を使うことが難しいので、シャベルカーのバケットで土を何度も叩きしっかりと造成をしていきます。
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西側の擁壁と土の埋め戻しがほぼ完了しました。今後、雨がしっかり降ると土壌がしまり落ち着きます。
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6月2日(火)

擁壁と道路の間にはコンクリートを打ちます。万が一を考えて擁壁で使った鉄筋を入れることになりました。
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雨水の流れを考慮して、擁壁から道路側にかけて少し勾配がつけてあります。これからの季節に心配される集中豪雨にも対応できそうです。
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6月2日(火)

やや強い雨が1時間に10ミリ近く降りましたが、新しく整備された排水路を通って大量に排水されていました。溢れ出した箇所は落ち葉の取り忘れが原因でした。梅雨入りする前にすべてのマスを確認する必要があります。
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6月4日(木)

擁壁を後ろにさげた分、道路との間には隙間ができます。その隙間に鉄筋を入れて、コンクリートを打ちました。
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擁壁側を若干高く、道路側を低くなるように勾配をつけてコンクリートを打ちます。
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洗い出しをするまでにコンクリートが乾燥しないよう遅延剤をかけておきます。上にフィルムをかけた後に重しとなる砂を乗せました。
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6月5日(金)

昨日打ったコンクリートに高圧洗浄機を使って洗い出しをしました。残った部分も後日施工する予定です。
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6月8日(月)

以前の蓮教寺西側の風景です。うっそうとした木々に囲まれていた時には気づきもしませんでしたが、境内の整備が進むにつれて気になるところがいくつも出てきます。
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近隣の方にとっても同じのようで、斜めに立っていた高木の伐採依頼がありました。面白い樹形でしたが、倒木が怖いとのことでしたので伐採しました。後日、改めて抜根作業をします。
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6月9日(火)

先週、擁壁と道路の間のコンクリートを打ち洗い出しをしましたが、今日はその残り部分になります。
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プラスチックのこてで擁壁と道路との間を隙間なく充満させながら均していきます。プラごてで数回均してから、金ごてを使って仕上げます。


コンクリートの伸び縮みによって亀裂が入らないように、目地と呼ばれる隙間には木材が入っています。
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以前、駐車場の角を切って転回をしやすくした場所にもコンクリートを打ちました。数日養生すれば完成です。
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6月10日(水)

道路から境内地側のコンクリートがすべて打ち終わりました。道路が広くなり通行しやすくなりました。お同行はもとより、ご近所の方々にもお喜び頂けると思います。
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6月16日(火)

曲線の美しい擁壁には、新しくデザインされた笠がのります。今日は出来上がった笠の試作品を取りつけました。
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6月17日(水)

設計士さんと施工者さんらが集まり、擁壁や笠の仕上がり、排水、崖の造成などを確認しました。また、擁壁の塗装や植樹など今後の予定についても話し合いました。
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7月2日(木)

新しく設計された笠の材質と形、色が決まり、すべての擁壁に取りつける作業が始まりました。金属製の笠はしっかりとした強度があり、一人では持てないぐらいの重さがあります。
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測量データから作られた笠を一度擁壁の上に置きます。笠は擁壁の幅よりも広く、決められた長さだけ際外側へ出ています。正確に計りながら笠の位置を決定します。
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笠の設置場所が決まると取り付け部分を鉛筆でなぞります。笠を支える支柱は2本のボルトで固定されます。
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ドリルを使ってコンクリートに穴を開けます。削れた粉をバキュームで吸い取りました。
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アンカーボルトを挿入しハンマーで打ち込んだ後、さらに芯棒を打ち込みます。コンクリート内部でアンカーが膨らむことでしっかりと固定されます。
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打ち込んだアンカーボルトに支柱の基盤をはめてナットで固定します。上部の笠はこの支柱に固定します。
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笠を固定する擁壁の天端は必ずしも水平ではありません。笠の水平は、水平器を使いながら支柱の基盤に薄いプラスッチを入れて調整をします。
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7月3日(金)

西端は擁壁の高さが徐々に上がるため取り付けも難しそうです。現場での微調整が必要です。
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取り付けが完成した擁壁を概観してみると、傘と擁壁の傾斜に若干の違いが見られました。職人さんと相談をして後日調整することになりました。
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思えば、緑の壁が立ちはだかり、中がどうなっていたのかも分からなかった蓮教寺の西側でしたが、
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5年にわたる
お同行の剪定・清掃奉仕により西側の整備が進み、何が問題点かがはっきりしました。
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50年に1度のごおんき大法会を記念した事業として、意匠と強度を兼ね備えた擁壁が完成しました。秋には擁壁の塗装と化粧を予定しています。
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10月3日(土)

打ちっ放しの擁壁を白く化粧します。左官の職人さんがまず下地を塗りました。
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